マンガ「嫌韓流」 [本]
立場が変われば見方も変わる。
たとえば、忠臣蔵。
赤穂側から見れば主君のカタキを討つ「忠義」でも、
吉良側から見れば逆ギレされた「狼藉」。
マンガ「嫌韓流」はその辺りを考慮して読めばいいんじゃないかな、
それぞれの立場で。
http://www.shinyusha.co.jp/~kenkanryu/#
単行本「渋さ知らズ」。 [本]
発売日前日ですが、大都市では入手されている方も多いようで…
本州最果ての地では来週の入荷になるとのこと。
そろそろ時効になるので書きますが、
4月2日に恵比寿某所にてとある非常勤メンバーの方のご好意で
陣野氏がワープロで打ち出した段組み前の原稿を拝見させていただきました。
その部分は序章となっていて創設メンバーの方々へのインタビューを中心に構成されていた。
ビールを飲を片手にケラケラ笑いながら読破、面白かった。
その原稿と出版された本の内容が変わっているのか、
はたまたそのままなのかも個人的な楽しみ。
文庫版「東京トンガリキッズ」 [本]
懐かしいタイトル。
宝島連載中は知らないけど、単行本では読んだ遠い記憶。
キレイな写真と胸キュンな物語、
「東京トンガリキッズ」。
今年1月に角川書店より文庫化。
残念ながら文庫版では写真は割愛されていたが
内容は単行本未収録を20篇を含みボリュームアップ。
そこには覚えていた話もあったし、まったく覚えていない話もあった。
数年前、じゃがたらのオールナイトイベント(@新宿ロフト)のあと
西新宿7丁目・柏木公園でまったりして「西口個室 ゆ 」のネオン
看板を見つめていた自分がいた。
それは「カステラ、食べたい」篇(初収録)に登場する少年と
まったく同じ行動だった。
思わずどっと大笑い。
もう「トンガリミドル」だけどね。
東京猫町 [本]
日曜日の夜はまったりとお酒を飲んで過ごしたい、
最近は雪景色しか見ていないからキレイな写真集でも。
今日は電気ブランと荒木経惟著「東京猫町」。
荒木さんが書かれる字が好き。
写真も自然体なら字も自然体、イキんだ感じがない。
猫ってヤツはいいよな、自由で。
明日からまた仕事だとか考えなくてもいいし。
(血統書付きの猫はそうでもないのかな?)
モノクロの写真はいいなぁ、自分で妄想していろいろ彩色できる。
そうやって考えられる隙間を荒木さんは残してくれる。
うだうだやってたらもう日付が変わっちゃった、もう寝なくっちゃ。
肉体労働者の朝は早い、
いつもの軽い二日酔いの朝6時は決定的。
でも荒木さんの写真で飲めた今日はいい一日だった。
職業は「AV女優」。 [本]
たまには昔買った文庫本を読み返してみたりする。
99年のライジングサン・ロックフェスに参加した折に往復のフェリーの中で読んでいた本、
永沢光雄著「AV女優」。
内容は91年から96年にかけて某成人雑誌で連載されていたアダルトビデオ業界で
ヒトハナ咲かせた(?)女の子たち42人へのインタビュー集。
ちょうど大学生をやっていた時期なのでAVも何本か見たし成人雑誌も読んでいたはずなのだが
名前を覚えている女の子は5人もいない。
マンガ雑誌と一緒でなんとなく消費されていくだけ、
AVとはそんなものじゃないかな。
職業としてAV女優の寿命は短いのもその要因にある。
ほとんどは1,2本の出演で引退、1年も業界にいればベテランと呼ばれるそうだ。
だから記憶にほとんど残らない。
永沢氏のインタビューは彼女たちを見下すこともなく正面から向き合っている。
生い立ちから家庭環境などの「それぞれの物語」を聞いて相槌を打つように受け止める、
その中にはリアル「ファザーファッカー」みたいな痛々しい物語も存在するのだが。
そんな世界に傷つき苦しみながらたどり着いた女の子、軽快に笑いながらやってきた女の子
たちが「AV女優後」の自分の将来を語るとき、ほとんどが自分の居場所として「店をやりたい」
と言っているのが印象的。
AV女優だった彼女らに幸多かれと思う。
「電車男」と「ハコイリ娘。」 [本]
「電車男(中野独人著)」と「ハコイリ娘。(さくらももこ×モーニング娘。著)」に共通点あり。
担当編集者が同一人物なのです。
郡司裕子さん。
「電車男」書籍化に対しネット管理人が新潮社を選んだ理由は
「担当編集者の自宅にPCがない、2chを知らない、女性。」
だという。
そんな郡司さんが十数年前ミス東京に選ばれたワンレン・ボディコンのバブルギャル
だったことが「ハコイリ娘。」の「よっすぃーと釣りに行く」編にて暴露されている。
興味のある方は「郡司裕子」でググってみてるもよし。
結構なhit数ですぞ。