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「寺山修司演劇祭2013」に行ってきました。 [日記]

寺山修司没後30年記念として三沢市で開催された「寺山修司演劇祭2013」に行ってきました。

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上演されたのは、
実験演劇集団 風蝕異人街による『新版 青森県のせむし男』と、
劇団☆A・P・B-Tokyoによる『毛皮のマリー』。
さらにはその両劇団に加え地元役者も参加する野外音楽劇『醒めて、歌えよ!』。

『青森県のせむし男』は天井桟敷舘のこけら落とし公演の演目だったと思います。
ステージは仏壇を中心に最低限の建込みに黒と白と赤の世界、
あたかも天井桟敷舘に迷い込んだような(行ったことないけど…)緊張感のある密室芝居を堪能。
若い役者さんも多いし、見世物小屋の復権は彼らにかかっている。


『毛皮のマリー』は舞台だけではなく、
ステージの後方を開放して緑の光の中での演出など昼間の天幕芝居のようでした。
さらにステージだけではなくフラットな客席での演出など会場の特性を活かしたゴージャスな内容に満足。
あとマメ山田さんの躯体と反比例な存在感が際立ちました。

フィナーレの野外音楽劇はとにかく寒かったw
元天井桟敷の方も参加されて非常に「濃い」内容だったし、友人の参加する「コスモス」の演奏も素晴らしかった。
印象に残ったのは白塗りにオカッパ髪にセーラー服という「This is アングラ少女」な役者さん、
演技時の目力にひきこまれましたとさ。
そんなアングラ女優が好きなワタクシは根っからのアングラなのかしら…


終演後、
知り合いの出演者にご挨拶して会場をあとにするときに、
その「This is アングラ少女」な役者さん(と体格に良い男の役者さん)が通りかかり、
少しだけお話させていただきました。
札幌の「風蝕異人街」の方でJR北海道函館線不通の影響で、
車に乗りあいで苫小牧からフェリーで八戸経由でいらしたとのこと。
お疲れさまでした。

拠点は札幌といえども地方でアングラをやっていくのはいろいろ大変ではと察します。
ご縁があれば寝台急行「はまなす」が青森から運行しているうちに札幌での公演にもお伺いしたいですね。



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